学校行事

　12月19(木) 、公益財団法人日本盲導犬協会「盲導犬学校キャラバン」の出張授業を行っていただきました。日本盲導犬協会の方のほか、盲導犬ユーザーの方と盲導犬にご来校いただき、お話をうかがいました。生徒たちは、盲導犬ユーザーの方にも伝わるように、拍手や声を出し音でリアクションをとるよう心がけました。
　まず、視覚障がいの中には、すべて見えないものや一部しか見えないものなどがあることを学び、視覚障がいのある方の「見え方」を、実際に目をつむってみたり、手で目を覆ったりして体感しました。

　次に、実際に盲導犬ユーザーの方が盲導犬と一緒に障害物のあるコースを歩く様子を見せていただきました。盲導犬には「信号の色の判断」と「道案内」はできないため、周囲の人の声がけや手引きが必要となることや、そのガイドの仕方を教えていただきました。

　その後、代表生徒が、街中で盲導犬ユーザーの方を見かけた場面を想定して、声かけや手引きをしながら目的地までの案内を体験しました。立つ位置や、周囲の状況や距離、段差などを詳しく伝えることが重要だということを学び、体験した生徒からは「緊張したけど、今後見かけることがあったら積極的に声をかけたい」という声がありました。視覚障がいのある方への理解、盲導犬への理解や盲導犬ユーザーへの関わり方を学ぶことができ、たいへん貴重な機会となりました。