6月21日(金)、2学年難関大クラスの生徒たちが、東京大学史料編纂所(東京都文京区)を訪問しました。はじめに、史料編纂所の概要、日本史の研究基盤を整備するために史料編纂所が行っている取り組み、史料の複製・保存方法等について講義をしていただきました。
その後、グループごとに史料のレプリカを熟覧しました。今回見せていただいたのは「織田信長朱印状」「豊臣秀吉朱印状(刀狩令)」「光厳上皇宸翰」のレプリカです。また、最新の研究成果である「史料に用いられている紙の再現」についてご説明いただき、実際に再現された紙を手に取って間近で見せていただきました。
生徒たちは、史料に書かれている内容について、歴史の授業で学習した内容と関連付けながら読み解こうとしていました。また、実際に史料に触れることで、文字の違いや時代・成分による紙質の違いなどに気付くことができました。他にも『春日社記録』写真帳や東京大学史料編纂所が刊行している『大日本史料』等の出版物を実際に読んだり、編纂所の方々に積極的に質問をしていました。
生徒たちからは「史料を読むのは難しかったが、知っている文字もあり、内容を理解できて面白かった」「紙の原料によって手触りが全然違うことに驚いた」といった感想が寄せられました。事後学習では、今回の見学から得られた学びを個々でまとめます。
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