12月20日(火)1~3時限目、生徒会主催の全学年対象 『パラスポーツ体験』を総合体育館にて行いました。パラスポーツは、広義では「障がいのある方が行うスポーツ」という意味です。既存のスポーツを修正したものや独自に考案されたものがいくつも存在します。今回は、ボッチャとゴールボールの2種類のスポーツを体験しました。
ボッチャは、目標級 (白球) を投げたあと、対戦する両チームがそれぞれ赤と青の6球を投げ合い、自球をより目標級に近づけたチームが勝者となるスポーツです。生徒たちはルールをよく確認し、一球一球を投げるたびに盛り上がる姿が見られました。
ゴールボールは、鈴の入ったボールを転がすように投げ合い、味方ゴールを守りながら相手ゴールにボールを入れて得点を争う競技です。チーム全員が視覚や視野の障害の程度に差が出ないように目隠しをつけて行います。今回は感染症予防のため、アイマスクの下に生徒が持参したハンカチを挟んで試合を楽しみました。
昨年度は学年ごとの実施でしたが、今年度は全学年が揃って体験会を行うことができました。初めて体験を行った1年生は、最初はコツがつかめずに苦戦していましたが、上級生の試合を見て上達し、互角の試合を繰り広げていました。生徒たちからは「視覚障害の方の気持ちがわかった」「パラスポーツの他の競技も挑戦したいと思った」「学年を超えて楽しむことができた」といった感想が寄せられました。生徒たちは、日頃意識することのない感覚を使う体験によって、よりパラスポーツに対しての知識や理解が深まった様子でした。
Copyright© Saitama Sakae Junior High School