6月26日(土)、3学年 医学クラス及び難関大クラスの生徒を対象に、本校物理室にて、日本原子力文化財団 (帝京大学 大谷浩樹 教授) による放射線の講義を実施しました。
1時間目は、医学クラスでは放射線の医療への利用についての講義、難関大クラスでは原子力発電の危機管理について講義がありました。生徒たちは、今まで持っていた放射線のイメージと、実際の放射線との違いに気がつき、熱心にメモを取りながら取り組んでいました。
2時間目は、実習を中心に行いました。まず、2人1組で霧箱を観察し、放射線を実際に観察しました。初めて目にする放射線に驚きの声が上がり、写真や動画を撮影する生徒も多くいました。その後、簡易放射線測定器の「はかるくん」を使って、身の回りの物の放射線量を測定しました。植物や階段、手すりや自分自身など、各自が興味を持った物から出る放射線を測定し、放射線がより身近にあることに気づきました。
生徒たちは、日ごろ漠然と危険なものと感じていた放射線について、正しい知識を、講義を通じて得ることができました。放射線の観察や測定を体験することで、放射線は日常どの場面でも存在することを実感していました。
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