12月3日(木)、化学室のリニューアル工事が9:00から16:00近くまで、ほぼ1日かけて行われました。今回のリニューアルのメインとなったのはドラフトチャンバーです。この装置は、化学実験をする際に発生した気体や揮発性の物質を取り扱うときに、安全のために用いる局所排気装置です。設置作業は終始作業台の水平を確認し、細かい所まで丁寧な作りこみが続きました。
ファンを始動した際、規定の数値が出るかを数十か所で測定し、屋上のモーターともしっかり連動しています。細く切った薄紙を使い空気の流れを目視しています。
今回設置したドラフトチャンバーは通常よく使用されているものと違い、ガラス面が斜めになっているタイプのもので、実験中に光の反射を抑え作業が見やすくなっています。さらに、前面のガラスは裏側に重りがあり、ゆっくりと開閉することができます。また、作業台の下は今後のメンテナンスが行いやすいよう、一部配管等が見える仕様になっています。
この度のリニューアルを通じ、現在少しずつ条件付きで行えるようになってきた実験の推進につなげ、生徒たちの知識の向上に役立ってくれることを願っています。
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