高校 総合探究

能登町への炊き出しボランティアに参加しました

投稿日2024/5/25

 5月18日(土)、顧問と部員3名で、石川県能登町で行われた炊き出しボランティアに参加しました。今回のボランティアは、一般社団法人「さいたま市子ども食堂ネットワーク」主催で行われました。本校の総合探究部も「西大宮子ども食堂SAKAE」として加盟していることから、この活動に参加しました。

 当日早朝、富山県の新高岡駅に到着した後、車で約3時間かけて能登町を目指しました。現地に近づくにつれて、震災による道路の陥没や倒壊した家屋などが増え、事態の深刻さが身に染みて感じられました。

 能登鹿島駅を経由し、目的地の能登町役場に向かいました。到着後、昼と夕方の炊き出しと日用品の配布、子ども向けの駄菓子・かき氷・ミニゲームなどを用意して、現地の方と交流しました。子どもたちは、元気にとても楽しんでくれました。また、避難所を訪問して、避難所で生活する方に直接お話を伺ったり、段ボールベッドの感触を体感させていただきました。現地の皆さんは、大変な思いをしながらも生活されていることを実感しました。

 ボランティア終了後は、新高岡から最終の新幹線で大宮へ戻り、解散となりました。以下は、今回参加した生徒の感想です。

 「炊き出しや子供たちとの触れ合いを通じて、微力ながらお役に立てられればと思い活動しました。倒壊した家屋には住んでいた人の生活した痕跡が見られ、胸が苦しくなる一面もありました。震災から5ヶ月が経ち、”被災地”という重く厳しい印象で能登のことを捉えていましたが、出会った子どもたちはキラキラしていて、皆が前を向いて頑張っているのだと感じました」

 今回のボランティアは、普段部員たちが実施している子ども食堂の経験が大きく活かされ、子どもとのコミュニケーションには、さらに自信を持てるようになりました。子ども食堂の活動は、食事の提供という物質的な支援に見えますが、人と人を繋ぐ心の架け橋でもあると強く感じました。今後も能登の復興を願い、支援していくことの大切さをあらためて感じられた1日でした。

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