3月5日(日)、第50回 卒業証書授与式を、感染症対策を講じて総合体育館にて挙行しました。当日は穏やかで優しい日差しが包み込み、多くの保護者と教職員に見守られながら、普通科589名、保健体育科250名、合計839名が高等学校3ヵ年の課程を修了しました。
卒業生の学年は高校生活の3年間をマスクとともに過ごしてきましたが、卒業式の入場の際はマスクを外し、緊張しつつも晴れ晴れとした表情で入場しました。4年ぶりに呼名を行った卒業証書授与では、卒業生一人ひとりが大きな声で堂々と返事をして、3年間の成長を保護者に示していました。
続いて、式次第にしたがい各賞の賞状授与を執り行いました。校長式辞では、校歌にある一節「日々の努力に花よ咲け」が、はなむけの言葉として贈られ「目標に向かって様々なことに尽力し、たゆまぬ努力を続け、成果を出してほしい」と述べられました。送辞に続く答辞では「コロナ禍で、唯一経験した高校3年生の文化祭と体育祭の思い出が今も鮮明に残っている。学校生活で何気なく過ごした日々が、かけがえのない大切な宝物になった」と述べました。
本校に入学して以来始めての校歌斉唱では、様々な制約を乗り越えながらも懸命に過ごした3年間への思いが抑えきれず、涙する生徒も見られました。仰げば尊し斉唱では、参列者全員で別れを惜しみ、厳粛な雰囲気の中にも感動的な時間を過ごすことができました。
卒業式後は各クラスに戻り、担任から生徒一人ひとりに卒業証書が手渡されました。クラスで過ごす最後のホームルームは、何ものにも代えがたい一生の思い出になりました。
本校を巣立つ卒業生たちは、無限の可能性を秘めた宝です。予測困難なことが次々と起こる時代ですが、変化に対応して力強く生き抜いて欲しいと思います。そして、卒業生の皆さんが社会で活躍することを教職員一同願っています。ご卒業おめでとうございます。
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