令和元年11月22日(金) 普通科1年生医学選択者対象のキャリア教育として、東京大学訪問を実施しました。
9時20分に赤門前に集合し、IRCNの概要説明後、7月の講演会で話を聞いた長井先生の研究について解説をしていただきました。午後は2チームに分かれ、別々のテーマの研究に触れ、最後にお互いの見学内容を制限時間内にまとめ、ポスターを使ったグループ発表をしてきました。
fMRIを駆使した脳の活動計測について説明を受けました。赤血球など知っている言葉もでましたが、高校1年生にはまだ難しい内容ばかりでした。先生は、スライドを通して丁寧に分かりやすく話をしてくださいました。
<認知発達ロボティクス研究>
日本科学未来館で講演をしてくださった長井先生の研究を、再びこんなに近くで聞くことができました。さまざま角度から脳の発達について考えるヒントをいただきました。
座りながらロボットと繋がっています。生徒にはロボットからの視覚情報が入るため、まるで自分がロボットに乗り移ったかのような体験ができました。
<高機能顕微鏡による光学イメージング体験>
動物が周囲の環境をどのように認識し、行動を計画し運動を制御するのか。外界の情報が大脳回路によってどのように認識されるのか。その解明に向けた研究を行っているそうです。
<脳の透明化の疑似体験>
透明とは何かを理解することを目的とし、透明化した脳の深部の観察を模擬実験で体験しました。
本日学習したことを、ポスターにして発表しました。みんな試行錯誤をして、それぞれのチームの個性が出た発表となりました。
体験した内容を、その日すぐにまとめて誰かに伝えるという普段行った事のない作業でしたが、生徒たちは一生懸命完成させようと協力し合っていました。普段学校では学べない最先端の研究内容や施設に触れ、自らの考えをまとめる難しさを知ることができた、有意義な1日になりました。
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