9月9日(月) 5・6時限目 物理室にて、普通科3学年αコースの物理選択者を対象に、日本原子力文化財団より 帝京大学 大谷浩樹 教授をお招きして、放射線の講義が行われました。
5時限目は、放射線の種類や性質、医療分野や工業分野などへの具体的な活用について講義を受けました。生徒たちは、熱心にメモを取りながら取り組み、高校物理の範囲を越えた深い知識を得ることができました。
6時限目は、実習を中心に行いました。まず班ごとに霧箱を用いて、放射線を実際に観察しました。初めて目にする放射線に驚きの声が上がり、写真や動画を撮影する生徒も多くいました。生徒たちは、放射線の飛跡の長さや、数を測定することで、放射線の性質を確かめました。
その後、簡易放射線測定器の「はかるくん」を使い、放射線源からの距離と放射線量との相関関係を確かめました。同じテーブルでも位置によって線量が変わることや、距離が離れたときに線量が小さくなることを確認することができました。また、測定器と放射線源の間に物質を置くと放射線が弱まることも確認できました。
生徒たちからは「大学のような授業が経験できてよかった」「放射線について、正しい知識を講義と実験を通じて得ることができた」などの感想の声が寄せられ、日ごろ漠然と危険なものと感じていた放射線について、今回の講義を通じてより関心を深めることができたようでした。
なお、当日の様子は日本原子力文化財団WEBサイト「エネ百科」にも掲載される予定です。ぜひご覧ください。
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