2月15日(木)から20日(火)の期間、保健体育科2学年修学旅行を、2班編成の4泊5日(1日ずらして出発)で、九州(鹿児島・熊本・長崎・福岡)にて実施しました。
1日目は、鹿児島空港に到着後、屋久島へ向かうために港へ移動。鹿児島港から宮之浦港までは、高速艇トッピー&ロケット号に乗船しました。最初に向かったのは「千尋(せんぴろ)の滝」です。大雨が降ったことにより、年に3回程度しか見られない程の莫大な量の滝を見学することができました。花崗岩の一枚岩と2段になる千尋の滝の融合には圧倒されました。
2日目は、紀元杉見学とヤクスギランド(50分コース)のトレッキングを行ないました。様々な形の屋久杉に、生徒たちは興味深々で、休憩することなく歩き切りました。昼食は名物「飛魚の唐揚げ」を美味しくいただきました。午後は鹿児島市内を見学し、西郷隆盛にまつわる歴史を肌で学びました。
3日目は、知覧特攻平和会館から見学しました。79年前の日本の歴史を目と耳、そして肌で感じました。現地の方の講話を聴き涙する者、遺書や手紙を感慨深く読む者、生徒たちがそれぞれ日本人としての心を胸に学習することができました。午後は新幹線さくらに乗って熊本へ。熊本城内と城彩苑を巡り、8年前の熊本地震の被害が今も残る中、400年の歴史を存分に味わうことができました。
4日目は、軍艦島上陸クルーズ・マルベージャ号に乗船して軍艦島見学へ向かいました。社会科の授業や事前学習で学んだことを活かしつつ、日本近代化の遺構を見ながら50年前の島での生活をイメージすることができました。また、第二被爆地の長崎市にも訪れ、平和祈念像や平和の泉、原爆落下中心地に赴き、戦争の凄惨さを実感しました。午後からはハウステンボスを観光しました。ヨーロッパをテーマとした街並みと広大な花畑、イルミネーションやアトラクションに、全員が心行くまで楽しむことができました。
5日目最終日、午前中は、学問・文化芸術・厄除けの神様が祀られている太宰府天満宮へ参拝。午後は、修学旅行最後の地、福岡へ。PayPayドーム・Boos E Zo FUKUOKAを見学しました。ドームツアーでは、普段見ることのできない裏手まで見学でき、男女野球部員を中心に大興奮の様子でした。Boos E Zo FUKUOKAでは、体験型アトラクションやベースボールミュージアムにて楽しく学ぶことができました。
4泊5日の修学旅行を通して、生徒たちは様々な知識や教養を得ることができました。特に「平和」について深く学ぶことができたとともに、命の大切さも併せて再認識できました。また、普段は会話をすることが少ない友人とも話をすることができ、親睦を深めることができたようです。生徒たちには、修学旅行での経験を、今後の学校生活や部活動に活かしてほしいと思います。
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