学校行事

　11月17日(金)～11月20日(月) 3泊4日の日程で、3学年 修学旅行を沖縄にて実施しました。本校での沖縄への修学旅行は今年度が初めてです。3学年の109名の生徒たちが、平和について学ぶとともに、沖縄の自然や文化を体験しました。

　初日は、羽田空港から那覇空港に飛行機で移動し、糸満市にある県営平和祈念公園・ひめゆり平和祈念資料館にて平和学習を行いました。

　県営平和祈念公園では、現地の平和ガイドの引率のもと、全学徒隊の碑や平和の礎を見学し、資料館の中で戦争経験者の手記などを読みました。その後、ひめゆり平和祈念資料館に移動して、沖縄陸軍病院第三外科壕跡にて献花をし、館内で講話を聞きました。生徒たちは、当時の状況を想像しながら真剣な面持ちで話に聞き入り、中には涙を流す生徒もいました。

　2日目は、沖縄県内班別自主研修を行いました。自主研修中はタクシーでの移動だったため、生徒たちは事前に綿密な計画を立て、協力しながら沖縄県内を満喫しました。ホテル帰着後には、三線ライブが催されました。

　３日目は、恩納村にて沖縄自然文化体験を実施しました。マリンスポーツ・カヤック・文化体験の中から選択した2つを、午前と午後でそれぞれ体験しました。

　マリンスポーツ体験では、シュノーケル・バナナボート・ビーチフラッグなどを楽しみました。カヤック体験では、２人１組でカヤックに乗り、マングローブの観察をしました。文化体験では、紅型染め・三線体験・伝統菓子作り・琉球ガラス絵付け・シーサー作りに分かれて、各々の作品制作や演奏を楽しみました。

　その後、沖縄中部地区にて、民泊体験を実施しました。入村式の際には、生徒たちは少し緊張気味でしたが、民泊受入「ゆいま～る会」の方々と皆で民謡を踊り、心も体も温まった状態でそれぞれの民泊先へ向かいました。

　最終日は、民泊先の各家庭の温かさに触れながら、文化体験や郷土料理を満喫して過ごすことができました。そして、お世話になった民泊先との別れを惜しみながら離村式を行い、帰路につきました。

　今回の修学旅行を振り返り、生徒たちからは「教科書やテレビなどで勉強したことと、実際に戦争を経験した方の話を伺った後では、感じ方やその重さが違う」「沖縄でしかできないことを体験して、他の地域の文化についても調べたいと思った」「クラスメイトとの最高の思い出ができた」といった感想が寄せられました。生徒たちは、事後学習として修学旅行で学んだことや感じたことをまとめます。沖縄の歴史や文化、自然等に触れることができ充実した修学旅行となりました。