学校行事

　8月28日(月)～8月30日(水) 2泊3日の日程で、1学年 校外学習を福島県南会津にて実施しました。集団生活を通して規則正しい生活習慣を身につけ、自然に親しみながら仲間との交流を深めることなどを目的として行いました。

　初日は、南会津町の舘岩地区・南郷地区・伊南地区の農家や農場にて農業体験を行いました。ジャガイモ掘りや種まき、収穫した豆の選別、耕運機を使った畑づくりなど、野菜作りの大変さや作物のありがたさを感じました。

　2日目は、そば打ち・岩魚のつかみ取り・しんごろう作りの3つのグループに分かれて体験を行いました。そば打ち体験では、地元で収穫・製粉された国産のそば粉を使ってそば打ちを行いました。打ち終わった後は、自分で打ったそばの香りと味わいに舌鼓を打ちました。

　岩魚のつかみ取り体験では、川に入って実際に岩魚のつかみ取りをしました。始めは何度も逃げられてしまいましたが、繰り返すうちに上手につかめるようになりました。捕まえた後は、すぐにさばいて岩魚を食べました。生き物の命の尊さや、いただくことの有難さを学ぶ貴重な体験となりました。

　”しんごろう” は南会津の郷土料理で、うるち米をつぶして丸めたものに、福島県内では “じゅうねん” と呼ばれているえごまをすりつぶして調味料を加えた “じゅうねん味噌” を塗り、炭火で焼いたものです。味噌作りはとても力と根気のいる作業でしたが、完成した “しんごろう” は焼けた味噌の香ばしさがやさしい味わいでした。

　体験の後は飯盒炊飯を行いました。班ごとに協力して調理を行い、自分で作ったカレーのおいしさに、生徒たちは大満足していました。夜は天体観測を行い、夏の夜を楽しみました。

　最終日は、大内宿を見学しました。国の重要伝統建造物群保存地区に選定されている宿場町の街並みを散策し、昼食をとって帰路につきました。

　今回の校外学習を通して生徒たちからは「初めての体験がたくさんできた」「クラスメイトとの仲が深まった」といった声が寄せられました。2学期に事後学習として校外学習のまとめを行い、文化祭で展示します。