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吹奏楽部 第70回全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞しました

投稿日2022/10/26

 10月23日(日)、第70回全日本吹奏楽コンクール(全国大会)が、愛知県 名古屋国際会議場にて、3年ぶりに通常開催されました。本校吹奏楽部は9大会連続30回目の出場を果たし、3年ぶり21回目の金賞を受賞しました。

 本校は自由曲に歌劇「蝶々夫人」を選曲して臨みました。「蝶々夫人」は歌劇の中でも特に名旋律が多いことで世界的に有名です。日本人の少女が曲の主人公ということもあり、悲劇ではありますが国内においても人気が高い作品です。8年前のコンクールでも「蝶々夫人」を選曲しましたが、編曲を前回のものとは大幅に変えて演奏しました。

 全国大会の演奏は、冒頭のソプラノサックスのソロが繊細かつ美しい演奏で、会場を蝶々夫人の世界に引き込みました。曲調は次第に高揚し、部員たちの気持ちもより一層ひとつになっていきました。後半ではトランペットのソロも見事に決まり、クライマックスへと進みます。

 演奏の終盤には、埼玉栄の持ち味である美しく迫力あるサウンドがホールいっぱいに響き渡り、感動的なエンディングを迎えて、観客からは盛大な拍手喝采が送られました。

 全国大会を終えて、部長の泉名さんは「栄の吹奏楽部で過ごした3年間はかけがえのない宝物。これまで支えてくれた方々に感謝の気持ちでいっぱい」と述べました。顧問で指揮者の奥先生は「演奏の途中で、みんなが蝶々夫人に美しく変わっていたので、不覚にも涙が出そうになった」と振り返りました。

 コロナ禍が依然として収束しない中、部員たちは全国大会での金賞を目標にして日々努力してきました。ここまで辿り着くことができたのは、3年生部員を中心に「埼玉栄吹奏楽部」の伝統を受け継ぐ想いで、あらゆる困難を乗り越えることができたからだと思います。

 今後ともご支援とご声援の程よろしくお願いいたします。

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